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動物看護師科
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2022.07.14

いろいろな実習をご紹介~✨

皆さんこんにちは!
毎日暑いですね~!
この暑さの中、1年生は試験真っ最中!2年生と3年生はインターンシップ真っ最中!で頑張っております。
今回は、前期授業の様子、とくに実習の様子をご紹介させていただきます。

まずは歯石除去の処置✨

人は歯医者さんに行って「口あけてね~」と言われたら「あ~ん」と開けますが、犬猫は開けてくれません!
ということで、歯科処置を行うときは全身麻酔が基本です。
学生が麻酔の維持管理をしながら行います。

獣医さんが歯科処置しやすいように補助したり、麻酔の管理をしたり……
覚えることもやることもたくさんですが、事前の準備の甲斐もあり大きなトラブルなく歯科処置が行えました✨
飼育犬たちのお口の環境も、これで改善です♡
全身麻酔の管理は、安全に手術を行うための基本になります。
最終的には、麻酔の導入から覚醒まで先生方の指示がなくても動けるようになることを目指しています。
学内の病院実習室では、犬猫の歯石除去の処置のほか避妊手術や去勢手術、エキゾチックアニマルたちの手術を行うこともあるんですよ~。

次はレントゲン実習です!

胸部と腹部のレントゲンを撮影します。
いかに被ばくを最小限にして、診断に使える撮影をするかがポイントです。
学生の撮影技術も、回を重ねるごとに上達していきます。

それぞれのワンコにあった条件で撮影します。
学生も被ばくを最小限にするため、しっかりと防護服を着てのぞみます。
もれなく記録をとることも大事な仕事の一つです✨
撮影したレントゲン、ちゃんと見たいところが中心にきているか、撮りたい範囲が撮れているか、体は曲がっていなかったか……学生と先生で話し合い、改善点を見つけていきました。

さてさてお次は✨細菌検査実習✨です!

動物病院では傷などがなかなか治りにくい……等の時に、何の菌が感染しているか調べます。
一般の動物病院では、外部の検査機関に細菌培養・同定・薬剤感受性検査を依頼することが多いです。
 

ではその検査機関ではどんな検査を行っているか?を学ぶ実習です。
例えば……寒天培地に犬の歯の表面をぬぐった綿棒を塗抹します。
そして孵卵器(37度)に入れます。
すると……
次の日にはたくさんコロニーができました✨
さらにこの細菌が何か同定するためには純培養をしていくことになります。

学生たちは犬の口の中のほか、犬舎前や掃除に使っている雑巾、さらには自分が使っている携帯電話の表面も検査していました。身近なものにもこんなに細菌が存在するんだっ!と改めて思います……
 

次は特別講師による血液塗抹実習です✨

写真に写っているのは、同時に10人が同じ標本を観察できる顕微鏡です!
私もこの実習ではじめてお目にかかりました~!こんな顕微鏡みるだけでドキドキします!
特別講師の小笠原先生から、詳しい説明を受けます。貴重な体験!

写真に写っている学生は三年生です。
小笠原先生より「学生でこのレベルまで標本を見ることができれば合格レベルだね」とお褒めの言葉をいただきました~✨三年生、前期授業頑張ってよかったね~♡

さて最後にご紹介する実習は✨理学療法実習✨です!

学内には写真に写っている「水中トレッドミル」や「大型プール」があります。
動物病院で理学療法を担当されている看護師と獣医師を招き、実習を行っています。

 

水の特性(浮力・抵抗・水圧)を利用する運動療法です。
水中で行うことで関節への負担を軽減させます。

ワンコにも、泳ぎが得意な子と苦手な子がいるんですよ。ヒトとおなじですね~。

それでは最後に、新しく学校にやってきたニャンコたちの可愛い様子でお別れです~!
男の子と女の子、とっても仲良しの二匹です♡
すくすくすくと大きくな~れ♡