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動物看護師科
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2021.08.06

夏休みの自由研究にいかがでしょう。「動物の行動を調べてみよう!」

こんにちは。
今回は、夜行性の動物が本当に夜行性が調べてみようということで、
ハムスターのお話をしてみたいと思います。
昨年からのコロナ禍で、自宅で小さな家族を迎えるご家庭が増えています。

ハムスターやモルモット、チンチラ等のネズミの仲間は、
完全な夜行性だと思っていませんか。

その他だと、カブトムシ等も完全に夜行性だと認識していますよね。
でも、カブトムシの場合は、何故かシマトネリコという植物に昼間でも集まって来る。
という事を調べて発表した小学生がいたそうです。

確かに学校にたくさんいる動物達の中にも、
完全に夜行性で昼はほとんど動かないという動物達もいます。
例えば、フクロモモンガ、チンチラ等です。
どちらかな?という動物達の中から、昼間に動いている動物の様子を聞いて、
今回はハムスターはどうなのかと調べてみました。

まずは夜と思いまして、学校にいるジャンガリアンハムスターの
「ピノ」君を調べてみました。

なんですが、、、
正直、夜ハムスターが活発に活動を開始する時間が非常に遅いようで、
回し車を回したり、ご飯を食べたりという様子を
夜7時ごろでは見る事が出来ませんでした。

そこで、自宅でもハムスターを飼育していますので、
自宅のハムスターの夜中の様子を観察しました。
だいたい、夜中の12時を過ぎた頃、活動がMAXになるように思います。
回し車の音がだいたいこの時間ぐらいから響いています。

動画: 夜中のハムスター

電気をつけると、止まります。
でも電気を付けないと、分からない。
だからこんな真っ暗な動画になってしまいました。
ごめんなさい。

加えて、昼の様子も観察すると、
昼もご飯を食べたり、動き回っています。
が、とっても緩慢で動きがゆっくり。
ということで、結論はハムスターはやっぱり夜行性でした。
活動量、食事量等を総合的に判断すると、
こうなると思います。

やっぱりみんなが思っていた通りですが、
そうなっても、調べてみて本当のことを理由を持って
確認するのは大切な事。
ぜひ皆さんも、ご自宅の小さな家族の生態をよく観察して、
一番生活しやすい環境を考えてあげましょう。

最後に、学校の動物達の写真や動画をご覧ください。

動画: 昼間のフクロモモンガ

動画: 夜中のモルモット

動画: 昼間のスナネズミ