Blog

動物看護師科
ブログ

2021.06.07

佐鳴湖外来生物調査(3年生)

みなさん、こんにちは‼‼
今日の授業紹介は、3年生のフィールドワークの授業で行った
「佐鳴湖の外来生物調査」です(*'ω'*)
 

みなさんは、外来生物と聞いてパッと浮かぶものはありますか?

多くの人が挙げるであろう「ミシシッピアカミミガメ(通称ミドリガメ)」が、
浜松の佐鳴湖でも勢力を増しているとのことで、
昆虫食倶楽部の方々が以前から捕獲作業を行ってくれています。

今回はその捕獲作業に一緒に参加させて頂きました(*´▽`*)

数名が胴長を着て、捕獲器の回収作業も体験! 

佐鳴湖畔を歩きながら、捕獲器が設置してあるポイントをめがけて
草むらの中をぐんぐん進んでいきます。

捕獲器回収~!!!

何か捕獲できているかな?  それにしても、君たちに合いすぎ( *´艸`)

*注:在来生物や捕獲の必要がない生物は、佐鳴湖へリターンします。

このように魚類が入っている事もあります。
この魚は佐鳴湖へ戻しました。

佐鳴湖には色んな生物が生息していることを証明するかのように、
カニや小魚、カワセミ、大きな魚も見れました♪♪

捕獲作業を始めた頃は、この捕獲器いっぱいにミシシッピアカミミガメが入っていて、
捕獲器を回収しようにも重たくて大変だったそうです。

毎年捕獲活動をされていることによって、ミシシッピアカミミガメは減ってきたようで、
効果覿面‼‼‼‼‼‼
けれど、減ってきたからと言って気を緩めてしまうとすぐに大量発生してしまう為、
捕獲数が減ってもゼロになるまでこの捕獲活動を進めて行くそうです。

ミシシッピアカミミガメは、ペットとして親しまれているカメですが、
実は凶暴な性格でもあるとのこと。
指を口の前に持っていくと咬まれるから気を付けるように‼‼と注意を受けた上で…

「本当に怒ってる!!」と確かめていました

捕獲した亀たちは、一匹ずつ生態調査。

雌雄鑑別、体長測定をしてから
ミシシッピアカミミガメ、クサガメ、イシガメと分類をします。

亀の種類によっても雌雄の見分け方が違ったり、性格も違ったり…
亀の魅力もたっぷり感じられました☆

佐鳴湖で生態調査をした後は、RAPへ戻ってきて
外来生物に関する講義として、外来生物の定義を学んだり、
外来生物を増やさないために私たちが取り組む事を教えて頂きました。

講義の後にはなんとミシシッピアカミミガメの解剖実習。
犬や猫の解剖学は1年生の時から学んできたけれど、
爬虫類の解剖についてはまだ知らない事もたっくさん‼‼
ということで、肥料として活用される亀を用いて解剖実習をさせてもらいました。
新しい発見が多くて、学生たちも驚きや興奮の様子を見せてくれました(*'▽')
(写真の掲載、詳細の紹介は自粛します。)

この実習がみんなの頭の栄養となってくれることを願っています('ω')ノ